恩送り

あの星が降る丘で君とまた出会いたい

 

前作の「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」を

読んでから、続編が出ていたので

早速買って読みました。

 

※ここから小説のネタバレがあります。

 

前作では母親と喧嘩をした少女が

家出をして、戦時中に防空壕として使われていたところに

一晩過ごしていたら、

第二次世界大戦の時にタイムスリップをし、

そこで出会った人達にお世話になったり、

特攻隊員の青年と恋に落ちるお話。

 

続編では主人公の少女が

タイムスリップから戻ってから

特攻隊員の青年の生まれ変わりの少年と

恋をするお話になっております。

 

 

続編の作中で

少女が見知らぬ自分に優しく、面倒を見てくれた方達に

恩返しができなくて悔やんでいるシーンがあります。

その時少年が少女にかけた言葉が印象的でした。

 

「恩をもらったら、恩をくれた人に返すのではなく、

恩を次の人に送るという意味なんだって。」

「誰かからもらった優しさをまた他の人に渡す。

自分が優しくされた分、他に人に優しくする。

そうやって恩送りの連鎖ができたら、

どんどん優しい世界になっていくだろうなって。」

 

こうして優しくしてくれる方は

はなから見返りは求めていないであろう。

 

同じように誰かに優しくすることが

恩送りであり、恩返しであろう。

 

 

投稿者プロフィール

岩月 絵里
岩月 絵里くれたけ心理相談室(岡崎支部)心理カウンセラー
心の整理整頓をお手伝いさせていただきます。

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