仮面と素顔
岩月 絵里
家族でいる時の自分
友達といる時の自分
恋人といる時の自分
仕事をしている時の自分
親でいる自分
子どもでいる時の自分
適材適所で自分を使い分ける。
まるで仮面を被っている。
どれが本当のあなたなの？と聞かれても
どれも自分だよ。と答えるけれど、
素顔は自分しか知らない。
そうして被り続けていたら、
いつしか心と仮面にヒビが入り、
訳が分からなくなってしまった。
怖かったよね、不安だったよね。
素顔を知られること、見られることが。
壊れるなんて思ってもみなかったよね。
仮面があったからこそ、
心と自分を守っていたんだよね。
相棒だったんだよね。
適材適所で使い分けられるくらい、
人のことを第一に考えられる心優しい方なんだよね。
本当は自分の姿を出したかったのかな。
だけどどうすればいいのか分からなくて、
知らず知らずに身についていたのかな。
被り続けるのも良し、素顔を出したいと思っても良し。
壊れた時、どう思ったかな？
今後、あなたはどうしていきたい？
どんな自分でありたい？
ピンチはチャンス。
新しく生まれ変わたあなたを
まずはあなた自身が愛してくださいね。
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